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 本ブログでは生物の種名などを記載していますが、情報は間違っている可能性があります。 素人がやっているものです。鵜呑みにしないようご注意ください。

2022年4月24日日曜日

"Accelerated diversifications- - -lichen-forming fungi link to major historical events" に関するメモ

 

"Accelerated diversifications in three diverse families of morphologically complex lichen-forming fungi link to major historical events", Jen-Pan Huang., et.al., Scientific Reports volume 9, Article number: 8518 (2019)

の、(間違っているかもしれない)まとめ

 

Lecanoromycetidae Ostropomycetidae (チャシブゴケ菌亜綱とピンタケ亜綱)のlichen-forming fungi の分子系統解析から、地衣類(地衣共生菌)の多様化がどのように起こったかを考察。

 

地衣共生菌の加速度的多様化が 100 MYA40 MYA の間にあった。この時間範囲は、Cretaceous Land Revolution (KTR, from 125 to 80 MYA, 白亜紀陸生革命:被子植物が多様化した)K-Pg boundary 66MYA, 中生代白亜紀と新生代古第三紀の境目。隕石衝突によるとされる大絶滅)、Palaeocene–Eocene thermal maximumPETM, 56MYA, 暁新世-始新世温暖化極大)を含む。

地衣共生菌の加速度的多様化の時期は正確にわからないので、この3つのうちのどれが影響したのか(してないのか)断定できない。考えられる原因:

KTR:基物となる被子植物の多様化, など

K-Pg:着生植物などの競争者が絶滅, など

PETM:温度と降水パターンの変化

 

加速度的(爆発的)多様化がcomplex lichen-forming fungi (=microlichen?) の3科(Cladoniaceae, Parmeliaceae, and Peltigeraceae, ハナゴケ科, ウメノキゴケ科, ツメゴケ科)で起きた。

 

macrolichen microlichen の異なる系統で独立に(複数回)進化した。

 

亜綱単位で見ると、主にmacrolichen からなるLecanoromycetidae は加速度的に多様化したが、主にmicrolichen からなる Ostropomycetidaeの多様化は加速していない。

 

さらに下位の系統ごとにも、macrolichenの多い系統は加速度的多様化を示すが、micro lichenの多い系統は加速度的多様化を示さない、という傾向がある。ただし、例外がある(Ostropomycetidae中のPertusariaceae(主にmicrolichenからなる)は加速度的に多様化した。Lecanoromycetidae中の主にmacrolichenからなるいくつかの科では多様化が加速していない。)。

 

Macrolichenは加速度的に多様化し、microlichenはそうではない、という傾向があるが、これは phylogenetic relatedness かもしれず、trait dependent であるとは断定できない。

 

2022年4月22日金曜日

ララガーデンつくば駐車場の地衣類

駐車場のムサシノケヤキ樹皮上の地衣類

 2022.2.6

ウメノキゴケ


 


 これも ウメノキゴケ



 

2022.1.9 ~16

ハクテンゴケ

ナミガタウメノキゴケ



 コカゲチイ





 

 シロムカデゴケ


 

チャシブゴケの仲間

不明 ナメラクロムカデゴケ ?


 トリハダゴケの仲間 フタゴウオノメゴケ?

 

モジゴケの仲間

ロウソクゴケ


コフキメダルチイ